【車なし子育て】メリット・デメリットの解説と私たちの考え方
こんにちは。あしかです。
皆さんは車なしでの子育てについてどう思いますか?
「大変そう」「子供が可哀想」などの意見がまず考えられそうですよね。
それでも私たちは、車を持たない生活をとりました。
正直、住んでいる地域によっては、車がないと生活すらできないという場所があるのはもちろんわかっています。(私が育った場所は1人1台車を持つのが当たり前でした)
しかし、近年では公共交通機関の発展や子育て世代を応援するような設備が整った施設も増えてきました。
またそんな背景もあることから、最近の若い世代では、免許すら必要ないと考えている人も少なくありません。
今回は、そんな車なしで子育てをしている私たちの考え方や実際のメリット・デメリットについて感想や数字を用いて解説していきます!
車なしで子育てをする条件
- 公共交通機関が発達している
- 徒歩圏内で買い物や病院に困らない
- 子供が1~2人
公共交通機関が発達している
子供がいるいないに関係なく、車を持たない選択をするのであれば、移動手段の確保は絶対条件です。
駅やバス停までのアクセスが不便ではないか、確認が必要です。
徒歩圏内で買い物や病院に困らない
現代ではAmazonや楽天などネット通販が発達しているため、外に出ずとも買い物ができますが、病院や薬局など実際に行かないといけない場面は出てきます。
やはり近くに商業施設があった方が生活に苦労はしません。
- スーパー
- 病院
- 薬局・ドラッグストア
- ショッピングモール
子供が1~2人
車を持たないとなると、自転車や公共交通機関での移動がメインになります。
自転車の場合は、前後2人までしか乗せられません。
また、バスや電車を利用する際も目を離せないため物理的に2人までが限界かと思います。
正直、2人以上なら車の購入を考えた方がラクかもしれません。
車なしのメリット
- 車の購入費・維持費がかからない
- 移動を子供と楽しめる
- 子供が公共交通機関のマナーを学べる
- 事故リスクが減る
- 子供も大人も体力がつく
車の購入・維持費がかからない
車を持たない最大のメリットがこれだと思います。
年間の維持費のシュミレーション↓
軽乗用車 | コンパクトカー(排気量1.5L) | Lクラスミニバン (排気量2.5L) | |
---|---|---|---|
車検料金(1年換算) | 25,000円 | 30,000円 | 35,000円 |
点検費用 | 15,000円 | 18,000円 | 20,000円 |
自動車税 | 10,800円 | 30,500円 | 43,500円 |
重量税 | 12,300円 | 16,400円 | 16,400円 |
自賠責保険料 | 10,570円 | 10,570円 | 10,570円 |
自動車任意保険料 | 80,000円 | 85,000円 | 90,000円 |
駐車場代 | 144,000円 | 144,000円 | 144,000円 |
燃料代 | 80,000円 | 100,000円 | 140,000円 |
合計 | 407,670円 | 469,650円 | 539,650円 |
軽乗用車の維持費でも年間40万円。月換算で約3.3万円になります。
またこれは維持費のみで購入費を含めるとさらに追加費用がかかります。
「月3.3万円の固定費」と「車を持たない生活」どちらが自分達の生活に合っているかを検討しましょう。
移動を子供と楽しめる
車であれば、自身は運転することになるため子供の相手をしながらの移動はできません。
しかし、バスや電車、徒歩であれば子供と景色などを楽しみながら移動できます。
また、電車やバスなど乗り物が好きな子供には移動自体が楽しみの1つになります。
子供が公共交通機関のマナーを学べる
私が育った場所では、1人1台、車を持つのが当たり前の地域だったため
高校の通学で電車を使うまでほとんど電車に乗ったことがありませんでした。
恥ずかしながら、最初は乗り方すら危うかったです。
小さい頃から、電車やバスなど様々な人が使うものの使い方やマナーを知っておくことで親としても安心できるかと思います。
事故リスクが減る
車の安全技術の向上などもあり、事故件数は減少傾向であるようですが、車を運転する以上は加害者になる可能性は0ではありません。
子育てで余裕がない中、運転するのは不安要素にもなります。
子供も大人も体力がつく
3年ほど前までは車を持っていましたが、数百メートルのコンビニですら歩くのが嫌いでした。
今では歩くのが当たり前になったので、20~30分ほどであれば全然歩いてしまいます。
また、電車での移動も当たり前になったため、車を持っていた時よりも遠出をすることが増えた気がします。
車なしのデメリット
- 緊急時の外出に困る
- 天候によっては外出が困難
- 長距離の移動が大変
- 周りの目が気になる
緊急時の外出に困る
子供が熱を出して病院に連れて行ったり、すぐに保育園などに迎えに行かないといけない場合の対応は、車持ちに比べると遅れてしまいます。
現状、私たちはそのような場面に直面したことはありませんが
いざという時はタクシーを使うしかないかなと思っています。
天候によっては外出が困難
特に雨や猛暑日がつらいと思います。
これから、子供と初めての梅雨と夏を迎えるためどのように乗り越えるか絶賛検討中です。
長距離の移動が大変
私たちはお互いの両親とも離れて生活しているため、お互いの実家に帰るだけでも一苦労です。
高速バスや電車を利用しなければいけないのですが、子供を連れての長時間移動は周囲の目も気にしなければいけないため、精神的にかなり疲れてしまいます。
周りの目が気になる
前文でも述べましたが、公共交通機関を利用するということは
同じ空間には自分たちだけではないということを考えなければいけません。
満員電車での気遣いやベビーカーで移動するためにはエレベーターを探したりしなければいけないため子供だけでなく大人もかなり気疲れしてしまいます。
私たちの考え方
事前情報として、私たちは都内近郊住み、最寄り駅まで徒歩約15分。
家周辺(約1km以内)にスーパー、薬局、コンビニ、診療所あり。
家から200mほどのところにバス停あり、主要な駅は2駅アクセス可能です。
やはり遠出をするとき(実家に帰るとき)に、車がないのは不便だなと感じます。
それ以外は現状、全く問題なく生活できています。
車を我慢することで月約3〜5万の節約できる方が、今は余裕を持って生活できるため心身ともに負担の軽減につながっています。
パパの方は、物を多く持たずに身軽な生活を理想としているため、その考え方にも合った生活なのだと思っています。
まとめ
車を持たないことの最大のメリットは、車の購入費・維持費がかからないことです。
金額にすると、軽自動車の維持費のみの場合で年間約40万円にもなります。
また、デメリットとしては、遠出や緊急時(悪天候も含む)の外出がつらいという点があげられます。
端的に言ってしまえば、「お金」を優先するか、「便利さ」を優先するか、だと私は思います。
実際そこには正解はないのだと思っています。
あるとしてもそれは、住んでいる地域や家族構成など、1人1人に様々な答えがあると思います。
車を持たないことで、「大変そう」「子供が可哀想」などの意見もあるかもしれませんが、私たちは現状「車を持たない生活」の方が合っていると思っています。
皆さんも自分たちの生活を見直して、車が必要なのか、不要なのかを選択する1つの参考になれば幸いです。